「根尾も使え!」竜ドラ1・石川昂の上々デビューで待望論

2020年07月13日 11時10分

プロ初打席で左翼線へはじき返し、二塁へと疾走する中日・石川昂

 暗い話題ばかりじゃない。3カード連続の負け越しで最下位・阪神にゲーム差なしまで迫られた中日だが、2―7で敗れた12日の広島戦(ナゴヤドーム)では一軍昇格即スタメンのドラフト1位ルーキー・石川昂弥内野手(19)がプロ初打席で左翼線二塁打を放った。これにOBの間からは、さらなる大胆起用を求め「サード・石川だけじゃなく、根尾(昂)にセカンドを守らせればいいじゃん」との声まで上がった。

 星野監督時代をよく知るOBの一人は「何で根尾も一軍に上げないの。星野さんなら石川昂と同時に根尾も上げて、一緒にスタメンで使っていたはず」と指摘。1987年には高卒ルーキー・近藤真一のプロ入り初登板ノーヒットノーランを演出し、88年には同じく高卒新人の立浪和義を開幕スタメンで起用した闘将流の若手抜てきスタイルこそが、現状を打開するためのカンフル剤になるというわけだ。

 根尾は高卒1年目の昨年、一軍ではわずか2打席(2三振)の起用に終わった。今季二軍では二塁手として起用され、打率3割1分4厘と確かな成長を見せている。与田監督はファームの試合にフル出場させてじっくり育てていく方針だが、現在一軍では二塁を守る阿部が直近5試合で19打数2安打と絶不調。「二塁・根尾待望論」は日に日に高まってきている。

 捕手のA・マルティネスを3番に起用した11日は「アリエル3番」、そして12日は「石川スタメン」がそれぞれツイッターでトレンド入りした。根尾がプロ入り初の一軍スタメンとなればそれ以上のインパクトをもたらすのは間違いない。

「こうやってうまくいかないときこそ首脳陣みんなで知恵を出し合ってね。何とかいい起用ができるようにしていきたい」という与田監督だが、果たして…。