ソフトバンクは12日の楽天戦(ペイペイドーム)に6―1で快勝し、今季初の3連勝を飾った。先発・石川が7回11奪三振1失点の好投。工藤監督は4回まで6者連続を含む2桁奪三振の右腕について「三振のオンパレードで、いくつ取るんだろうと思って見ていた」と絶賛した。加えて「テンポよく、リズムよく、的を絞らせなかった」と持ち味の〝時短投球〟をたたえると「甲斐のリードが良かった」と自ら切り出し、好投を引き出した正妻のアシストを高く評価した。

 今季は投手陣が四球や失点を重ねる時期も目立ち、甲斐が3試合連続でスタメンマスクを外れることもあった。10日には、工藤監督が球場を訪れた会長付特別アドバイザーの城島健司氏に、甲斐への助言を依頼。くしくもチームはその日から3連勝だ。正妻がドッシリと構えて、ようやく常勝軍団が本来の姿を取り戻しつつある。