左脇腹の違和感の影響で出場を見送られていた巨人・坂本勇人内野手が、11日のヤクルト戦(ほっともっと神戸)で6日ぶりにスタメン復帰。「2番・遊撃」で出場する。

 坂本が先発出場したのは5日の中日戦(東京ドーム)が最後で、原監督は「日に日に良くなってきている」としつつ、状態を慎重に見極めていた。

 ただ、試合前の練習ではヒヤリとするひと幕も。遊撃の位置で背走しながらフライ捕球を試みたが、前日からの雨で濡れた芝に足を取られ、そのまま仰向けに転倒。周囲からは「あ~っ!」と悲鳴が上がり、グラウンド上は一瞬、時が止まったかのように静まり返った。キャプテンの状態が悪化して、離脱でもしようものならチームの一大事。大丈夫なのか…。

 誰もが心配した中、ムクリと起き上がった坂本は頭上で〝丸ポーズ〟をつくって照れ笑い。大事に至らず何よりだった。