延長10回サヨナラ弾!柳田「軽量化」でキレッキレ!!

2020年07月11日 10時56分

サヨナラ弾の柳田(右から2人目)は左拳を突き上げてホームイン

 ソフトバンク・柳田悠岐外野手(31)が、10日の楽天戦(ペイペイ)で延長10回にサヨナラ本塁打を放つなど、19試合で7本塁打とアーチを量産している。

 何が起こっているのか。コロナ禍で開幕延期が決まった3月、すでに進行していたプロジェクトを本人が明かしてくれた。「今年、体重を90キロまで絞って開幕を迎えようと思ってるんです。自分の体のこと、よう分かってきたんで」

 これまで「魅惑の100キロボディー」を目指し年々、幹を太くし厚みを増していった肉体は昨季、95~96キロで推移。体が大きくなっても球界随一のスピードが衰えることは一切なく、野球ファンの夢を背負いスケールの大きな選手に育った。

 夢のある規格外の男ゆえに、かねて巨大化と故障リスクを単純に結びつけることを嫌い、挑戦的に肉体を進化させてきた。それだけに「軽量化」は、大きな方針転換だった。

 今季はレギュラー定着後では最軽量となる状態で、1年間維持するという。その狙いを「体重軽い方が飛ぶんで。スイングのスピードとキレが出る分ね。やっぱり、そこが大事。体重はある程度あれば飛ぶことは分かったんで。90キロくらいがベスト」と明かす。経験から得た感覚を第一に、適正体重を決めた。開幕前の練習試合で、広島・大瀬良から打ち損じたような打球がフェンスを越えた一発、そして10日の左中間最深部への一発もそうだが、とにかく飛距離が出ている。

 体重をキープするため、種類が豊富な夫人の手料理も「うまいもんは食いすぎる。我慢が大事になる」と、自分を律する覚悟も。6月19日の開幕日、朝食を済ませ、家を出る際の体重は1キロオーバーの91キロだった。

 今季120試合制の中、進化した柳田がどんな数字を叩き出すのか、興味は尽きない。