広島・大瀬良は熱投7回1失点〝24h給水法〟で夏バテ回避

2020年07月10日 22時20分

大瀬良の熱投は報われず…

 念願の有観客試合初日からいきなりの悪夢だ。2―2で迎えた延長10回裏に4番手のフランスアがビシエドに被弾してサヨナラ敗戦。波に乗れないチームの借金も3に膨れた。

 試合はエース・大瀬良大地投手が先発し、7回107球5安打1失点の好投を見せた。前回登板は今年初めての本拠地マツダスタジアムでの阪神戦で4回5失点KO。すぐに修正してみせた。

 この日は今季初の中5日での先発だったが、その気配はみじんも見せない。初回から三者凡退とエンジン全開。4回までは無失点。3回には打線から1点の援護をもらった。しかし、5回は先頭・井領に四球を与えるなどして一死二塁のピンチを背負うと、木下拓に中前に落ちる適時打で同点に追いつかれた。しかし、ここでそのままズルズルいかないのが今年の大瀬良だ。

 5回をその1失点で切り抜けると、6回に菊池涼が2号ソロで勝ち越し。その裏は三者凡退に仕留め、中日打線に隙を与えなかった。

 今年、大瀬良は開幕から2試合連続で完投勝利を達成するなど、抜群の〝タフネス〟ぶりを披露している。それには理由がある。昨年は試合中にも水分を2リットル以上摂取する調整を行っていたが、今年は1日24時間でこまめに摂取するスタイルに変更。それに加えて「治療、マッサージですね。体をほぐす時間を取るようにしてもらった」という。

 この日から5000人限定だが、観客の入場が可能となった。敵地ナゴヤドームにもかかわらず広島ファンも多く詰めかけた。大瀬良は「より一層、気を引き締めて戦いたい」との言葉通りの力投を見せた。失敗してもすぐに取り戻す。代役守護神の菊池保が9回につかまり、最後は無念のサヨナラ負けとはなったが、頼もしい男がすぐに戻ってきたのは大きい。