西武・栗山「鼻息が聞こえるんじゃないか」〝鬼の選球眼〟で貯金1

2020年07月10日 22時11分

ヒーローの栗山は帽子を取ってファンの声援に応える

 西武が10日のロッテ戦(ZOZOマリン)に7ー6の逆転勝ち。ヒーローは19年目のベテラン・栗山。2点を追う8回に値千金の2号同点2ランを放ち、9回二死満塁のチャンスでは持ち前の〝鬼の選球眼〟で押し出し四球を選ぶ2安打3打点の活躍で、チームに貯金1をもたらした。

 試合後、辻監督は「まあ見事だし、チームを助けてくれた。あの高さじゃないと伸びていかない、非常にありがたいホームランでした」と栗山に最敬礼した。

 自らカウントを作りながら、状況と相手投手心理を読みながらもぎ取った決勝押し出し四球については「彼にはこういう大事なところで救ってきてもらっているからね。やっぱり大事なところでは経験がものをいう。2ストライクになって(ボール球を)見逃しながら冷静に(四球を)選んでくれた」とその選球眼を称賛した。

 殊勲の栗山は「(本塁打は)臆することなく自分の打てるボールが来たら打ちに行こうと思っていた。それまでの打席が不甲斐なかったので、何とかいい姿を見せたいと前向きな姿勢で行きました。(押し出し四球は)何でもいいのでボクが塁に出れば1点が入る。ボクが還すというよりは塁に出るんだという、ボクの鼻息が聞こえるんじゃないかなというぐらい緊張したんですけど、いい結果になって良かったです」。4891人の観客の前で見せた珠玉の2打席を興奮気味に振り返っていた。