ロッテが早くも〝ジャクソンショック〟に見舞われた。10日の西武戦(ZOZOマリン)。7回までロッテが6―4とリードを奪い、このまま中継ぎ陣の投手リレーで逃げ切るかと思われた。

 だが、ロッテ先発・石川からバトンを受け、8回からマウンドに上がった東條大樹投手(28)が一死一塁から西武・栗山にまさかの被弾で同点に。石川の今季初勝利をフイにした。

 今季ロッテの8回と言えば、10日に広島県警に大麻取締法違反容疑で逮捕されチームを退団したジャクソン・ジュニア・ランディー容疑者(32)のポジション。チームの「勝利の方程式」の一角として好投を続けていた。そんな助っ人右腕が不在になった直後に代役候補が痛打を浴びたとなれば首脳陣も頭が痛い。

 その後、同点で迎えた9回には守護神・益田が二死満塁から押し出し四球。決勝点を許し最悪の逆転負けを喫した。

 試合後、井口監督はジャクソンに代わる新たな「8回の男」について「東條で行こうと思ったんですけど…。考えてますね」とコメント。早急にジャクソンの後釜探しが必要か。