巨人・原監督「ちょっと俺に預からせて」坂本スタメン見送り意図明かす

2020年07月10日 21時29分

雨天のグラウンドを見つめる原監督と宮本投手チーフコーチ

 雨降って、地固まればいいが――。2月24日の広島とのオープン戦以来、137日ぶりの有観客試合となるはずだった、10日の巨人―ヤクルト戦(ほっともっと)は、試合前から断続的に降っていた雨が激しくなったことで中止となった。

 常々「ファンとともに」を標榜し、有観客試合初日を〝第2の開幕〟と位置付けていた巨人・原辰徳監督(61)も「我々にも特別な意識がありましたけど…しょうがないとはいえね、残念ですね。新たなスタートという部分で、朝起きて緊張感があったしね」と、思わぬ肩透かしに無念の表情だった。

 注目はこの日のスタメンだった。左わき腹痛を抱え、前カードの阪神戦からスタメンを外れていた主将・坂本がまたもスタメンから外れ、2番から「丸・陽・岡本」のオーダーが組まれていた。

 9日の試合前に原監督は「明日は大丈夫みたい」と語っていただけに、状態が気になるところだが「本人は(スタメンで)行くという状況だったんですけど、昨日より良くなっているので、それなら1日、もう1日ちょっと俺に預からせてと」と、自ら大事を取らせたことを明かした。

 これも後半の過密日程を考えてのこと。多少の追い上げがあるとはいえ、首位を守っている。ムチを入れるのはまだ先だ。不良のグラウンド状態も加味しての決断か、と問われた指揮官だったが「というよりも、本人の具合の中でね、無理を今は(させたくない)。日に日に良くなっているわけだから」と、できるだけ完治に近づけたい意向だったとした。

 日程が密になる不運こそあれ、4試合中3試合が中止というこの状況を、坂本はいい療養期間と捉えたいところだ。