阪神の新助っ人、ジャスティン・ボーア内野手(32)が9日の巨人戦(甲子園)の7回、先制の3号2ランを放った。

 苦手とされてきた左投手のメルセデスから、均衡を破る強烈な一撃。破格のパワーで弾き返された打球は、俗に〝甲子園の一番深いところ〟と呼ばれる右中間席中段へ一直線に突き刺さった。

「打ったのはスライダー。ガルシアや岩崎がゼロで抑えてくれていたので何とか援護したい気持ちでいっぱいだった。コンパクトにスイングした結果、ホームランになってくれてすごく興奮したよ」と会心の一打を振り返った〝バースの再来男〟。いよいよ本領を発揮してきた。