巨人・阿部二軍監督が直江に〝ドゥクシッ!投法〟伝授

2020年07月08日 19時33分

直江は阿部二軍監督から熱血指導を受けた

 魂のマンツーマン指導だ! 巨人の阿部慎之助二軍監督が8日、ジャイアンツ球場で高卒2年目右腕・直江大輔投手(20)に熱血指導を行った。

 当初は、予定通りのブルペン投球を行っていた直江。ところが終盤に差し掛かったところで阿部二軍監督が姿を現すと「声が出てない!」とゲキが飛んだ。

「『うおりゃー!』って投げてみろよ! しれっと投げてんなよ!」と指揮官から愛のゲキが飛ぶと、直江も奮起。「うおりゃー!」と力強い掛け声とともに投じた球は、心なしか球威が増したように見えた。

 それでも阿部二軍監督は「もっとすごい球投げてみろ!」「それくらいなら高校生でもいるよ!」とさらにはっぱをかけると、直江の声量もアップ。

 指揮官の指導は続き、球数が120球に差し掛かると「『ドゥクシッ!』て投げるんだよ!」と、意味不明の「謎の掛け声」を身振り手振りとともに伝授。直江が指示にしたがい、大声で「ドゥクシッ!」と投じた球がミットに届くと…。これまで以上にいい音が鳴った。

 これには阿部二軍監督も満面の笑みを浮かべながら「そうだー! できるじゃん!」と大絶賛だった。

 その後も様々な掛け声に変えながら、気迫のブルペン投球は継続。球数が140球を超えたあたりで疲労も見え始め、指揮官からは「声が出なくなってるね~。特守やる? 特守やってあげるよ~」と尻を叩かれた直江は、力を振り絞り大声での投球を続けた。

 その後、ようやく「次でラスト」と声を掛けられ、157球目を投じた直江。疲労のせいか、つまづき気味に投じた球は力なくミットに届き、これには指揮官も思わず「球が死んでるよ」と苦笑い。

 ここで終われない直江は、志願の〝おかわり〟投球で魂のこもったラスト一球を放り、見事にプロ入り最多となる計158球を投げぬいた。

 練習後、直江は「最初に『声を出してけ!』と言われ、それは全力を出せってことだと。(阿部二軍監督のアドバイスは)自分の持ってるもの以上のものを出せという表現だと思いました」と、指揮官の言葉の解釈を告白。「お疲れさまでした!」と、練習場をあとにした直江の表情は、どこかすがすがしかった。