ロッテ期待の大砲・安田尚憲 いよいよ開花か 「これまでの経験はすべて自分のためになっている」

2020年07月08日 11時00分

今季初アーチを放ったロッテ・安田

 期待の大砲がいよいよ開花か。7日の西武戦(ZOZOマリン)に「7番・DH」で出場し、2年ぶりの本塁打を放ったロッテ・安田尚憲内野手(21)に周囲からそんな声が漏れ始めている。

 試合前まで打率0割5分とサッパリだったが、2点リードの6回一死一塁の第3打席、相手先発高橋光のフォークをうまくとらえ、今季初アーチを右翼席中段まで運んだ。「ここまでチームに迷惑をかけてきているので、1本打つことができてよかった」。井口監督のスタメン起用に最高の形で応えた。

 高校野球の名門・履正社から大型内野手として3球団競合の末、2017年ドラフト1位でロッテ入り。「将来の大砲」と多大な期待を背負った。だが、1年目のキャンプで「どんなボールにも対応できるように」とコンパクトな打撃を試み、持ち味だった豪快なスイングが影を潜めて低迷。プロ1年目はわずか1本塁打に終わった。

 昨季から本来の打撃を取り戻し、一軍出場こそならなかったがイースタン・リーグで本塁打、打点、安打数の“3冠”に輝いた。今春キャンプでは「これまでの経験はすべて自分のためになっている。今年は(一軍で)結果を残したい」と自らを鼓舞。その思いがようやく結果に表れた格好だ。

 同世代のヤクルト・村上や日本ハム・清宮から後れを取ったが、巻き返しはここから。今季こそ「幕張の新大砲」に成長するか。