西武の当たり新外国人獲得の裏に「まじめ度調査」 性格や野球に向き合う姿勢を重視

2020年07月07日 11時00分

西武新加入のスパンジェンバーグ

 西武の外国人戦略が久々に“マルチ安打”気配を漂わせている。5日のオリックス戦(メットライフ)まで15試合を消化し7勝7敗1分けの5割スタートを切った西武。見逃せないのは新加入した外国人選手の働きで、米大リーグに移籍した秋山の穴埋めを期待されるコーリー・スパンジェンバーグ外野手(29)が打率2割5分4厘、2本塁打、7打点と無難に滑り出し、守備では臨機応変に内外野の複数ポジションをカバーするマルチぶりを発揮している。

 投手ではリード・ギャレット投手(27)が最速158キロ速球と縦に落ちるハードスライダーを武器に8試合(8回)で1勝6ホールド12奪三振(奪三振率13・50)防御率1・13と平井、増田との新方程式にガッチリ収まり今季の新たな勝ちパターンを形成している。

 西武の外国人野手補強は実に2015年のアンソニー・セラテリ内野手以来で、投手補強では近年苦戦続きだった西武が昨年のニールに続く“連勝気配”が奪三振マシン・ギャレットに漂っている。そんな優良助っ人獲得の裏には渉外担当の交代に加え地道な獲得基準の見直しもあったようだ。チーム関係者が言う。

「ウチは(米国スカウトを含め国際業務部)担当みんなで話し合って獲っている。基本的にしっかり打って走って投げての基本部分ができること。その上で性格や(野球に向き合う)姿勢を見るところもある」

 スパンジェンバーグの決め手は「常に一塁まで全力疾走している姿に、彼の真面目さや一生懸命さは表れていた」。ギャレットも「投げ方が手投げではなく日本のマウンドに合いそうな体全体を使った投げ方。性格も真面目で悪い時でもふてくされることなく常にアグレッシブ」(同)との理由から獲得を決めたという。

 仕事に取り組む姿勢が真摯であれば、チームにも溶け込みやすく、困っていれば手を差し伸べてもらえる――。担当者による地味な調査が実を結んだようだ。