G執念の8人継投もあと一歩…原監督「ずるずるいきたくなかった」

2020年07月05日 20時16分

原監督執念の継投も実らず

 独走状態でも決して手綱は緩めない――。巨人・原辰徳監督(61)が5日の中日戦(東京ドーム)で8投手をつぎ込む執念の継投を展開。試合は4―6で敗れ4連勝を逃したが、勝利に対する断固たる意志を示した。

 アッと驚く降板劇だった。先発サンチェスが3回先頭の福田に二塁打を許すと、原監督は厳しい表情でベンチを出ると捕手・炭谷とバッテリーごと交代を告げる。2連勝中のサンチェスは2回0/3、36球6安打3失点でのスピード降板となった。

 試合後、指揮官は「ずるずるいきたくなかった。(翌日は試合のない)日曜日ですし、総動員でこれ以上、点をやりたくないということ」と説明。炭谷を代えたのは「攻撃、次のイニングのことを考えてね。あそこ(9番)にピッチャーを置いてしまうと(8番からの3回の攻撃で)打席に立たせるという状況になる」と攻勢に転じる意味合いから。狙い通り3回に下位打線からチャンスをつくり2点を返した。

 ただ左足を痛め3回で先発・田口を降ろした4日に続く2戦連続での早めの継投となったこの日のG投は5回に3番手・宮国がビシエドに4号2ランを浴びるなど、勢いを止められなかった。

 指揮官は1点ビハインドの9回に守護神デラロサを投入。しかし、ビシエドにこの日2本目となる5号ソロを浴び勝負あり。計8投手をつぎ込むも勝利とはならず、昨季2敗を喫した梅津にまたも白星を献上してしまった。

 あと一歩まで詰め寄りながら、勝利には届かず。それでもこの日でセ・リーグ5球団との対戦が一巡し、10勝4敗1分けと首位をキープ。監督通算1034勝と球団歴代2位の長嶋茂雄終身名誉監督に肩を並べた指揮官の一勝にかける執念は揺るぎなかった。