〝男神〟王会長効果? 名手・西川がまさかの落球でソフトバンク先制

2020年07月05日 14時44分

鷹ナインの練習を見守る王会長

「新しい月が始まって、ツキも変わるんじゃないか。正面に飛んでいたやつがヒットになったりすることもありますんで。野球の神様は見てますから」

 7月反攻を誓うソフトバンク・工藤監督の思いが通じるかのような先制シーンだった。5日の日本ハム戦(札幌ドーム)の初回の攻撃。二死から柳田が四球を選び出塁すると、続くバレンティンが初球を打って中堅に大きな飛球が上がる。日本ハムの中堅手・西川は落下地点のフェンス際まで下がって捕球態勢に。あとはそのまま取るだけ。昨季まで3年連続ゴールデングラブ賞の名手にとっては何でもない当たりと思われたが、捕球直前にジャンプ…。これが判断ミスとなり、打球はグラブの先に当たって転がった。その間に一走・柳田は難なく本塁生還。バレンティンは二塁まで進塁し、スコアボードには西川のエラーを示す「E」が点灯した。

 まさかの落球だった。前日4日の9回の守備では、柳田の痛烈な中堅へのライナー性の当たりが、西川の捕球直前で左右に大きく揺れて抜ける珍しいシーンもあった。連日、日本ハム守備時に中堅に「魔のゾーン」が出現しているかのような〝災難〟が続いた。

 ソフトバンクは無安打の先制劇。こちらは、工藤監督の発した言霊(ことだま)のようなシーンだった。なお、この日も指揮官が「幸運の女神様を連れてきていただいた」と感謝した王球団会長が、試合前練習から〝勝利の男神〟のように常勝軍団を頼もしく見守っている。