新ギータ伝説だ!ソフト柳田がクリロナばりのブレる〝怪打〟放つ

2020年07月04日 22時24分

ソフトバンク・柳田悠岐

「私も長いこと(野球界で)やっていますが、見たことありませんっ!」。そうソフトバンク・工藤監督を仰天させたのは、ソフトバンクの超人・柳田悠岐外野手(31)が放った驚がくの一打だった。

 9回無死、相手左腕・吉川の直球を中堅方向に強烈なライナーで打ち返した。日本ハムの中堅手は昨季まで3年連続ゴールデングラブ賞の西川。左中間方向にスライドしていく打球に合わせて無駄なく落下点に入ったが、状況が一変したのは捕球直前だった。

 なんと打球が西川から逃げるように驚異的に変化。目測通り左中間方向へ走っていた名手が、逆方向に一気に体を切り変えして飛びつく異様なシーンとなった。西川は精一杯グラブを伸ばしたがかすりもせず、打球は無情にも中堅フェンスまで転がった。柳田は自慢の快足を飛ばし、本塁をうかがう勢いで悠々と三塁に到達。この「怪打」で猛打賞となった超人は塁上でクールにヘルメットをかぶり直していたが、周囲は好奇のまなざしを向けていた。

 工藤監督も驚いたブレ球軌道。サッカー界ではブレ球FKの名手としてクリスチアーノ・ロナウド(ユベントス)が有名だが、まさにクリロナ同様、守備泣かせの一撃だった。今カード、積極的に次の塁を狙う柳田の足に痛い目に遭ってきた西川。この日は超人の理解不能な打球に悩まされ、ぼう然と立ち尽くすこととなった。

 開幕前の練習試合では、広島のエース・大瀬良から泳がされながら放った逆方向への本塁打が大きな話題を呼んだが、この日の一打も今後語り継がれるであろう「柳田超人打撃」の一つとなりそうだ。