ミスターが自身の通算勝利記録に並んだ原監督を祝福「むしろ私がそんなに勝利数を残していたことに驚きました」

2020年07月04日 19時03分

長嶋監督に並ぶ監督通算1034勝目のボールを手にする原監督

 巨人の長嶋茂雄終身名誉監督が4日、球団を通じてコメントを発表。自身に並ぶ球団歴代2位の監督通算1034勝を挙げた原辰徳監督を祝福した。

以下、コメント全文

 原監督の指揮官としての力量を考えれば、驚くことではないと思います。むしろ私がそんなに勝利数を残していたことに驚きました。

 原監督とは、私が二度目の監督に就任した際、現役で3年間、コーチとして3年間、共にジャイアンツを支えましたが、果たして彼の役に立てたかどうかは甚だ疑問です。ただ『自分の後は原しかいない』『将来のジャイアンツ魂を受け継ぐことが出来るのは原しかいない』と考え、2001年の後半戦から最終戦までヘッドコーチだった彼に、こっそり指揮を執らせ、実戦経験を積ませたことは、私の心の中での密かな自慢となっています。原監督の采配の最も優れている所は、攻めるところは徹底的に攻め、守る所は徹底的に守るという姿勢です。メリハリがあるということです。実はこれはとても大切な概念で、物事に緩急や強弱をつけることは、新たなパワーを生む原動力に繋がります。原ジャイアンツの試合内容に爆発的な展開が多いのは、選手たちにその思いが伝わっているからでしょう。

 私は15年間で1034勝させてもらいましたが、原監督は14年目で1034勝、私は65歳までジャイアンツの監督をやらせてもらいましたから、原監督の61歳は、まだまだ若い。未来永劫、ジャイアンツの地盤がしっかりと固まるまで、チームをけん引してもらいたいと思います。