ソフトバンク・王貞治球団会長は“勝利の男神” 効果てきめんの電撃札幌訪問

2020年07月04日 12時00分

鷹ナインの動きを見守る王会長

 電撃訪問の狙いは…。ソフトバンク・王貞治球団会長(80)が、3日の日本ハム戦(札幌ドーム)にやってきた。異例の動きとあってチーム関係者の誰もが驚いたが、試合前には、5位に低迷するチームを率いる工藤監督を「まだまだここからだぞ」「今まで経験したことのないことを経験しているんだから、まずはここからチームをいい方向に導いてほしい」と激励したという。

 なぜ王会長は、はるばる福岡から駆けつけたのか。古株の球団関係者によると「会長らしいといえば、らしい動きだった。昔からそう。流れが悪い時ほど珍しい顔を見たり、変わった事象が起こると前向きになる人だった。会長が監督時代はグラウンドで、めったに見ない球団職員を見つけただけで『おっ、今日は〇〇さんが来てるじゃないか。これは(悪い)流れが変わるぞ。〇〇さんが“勝利の女神”になってくれるはずだ』とよく言っていた。珍しいものやちょっとした周囲の変化を、取り巻く環境が好転する予兆のようにとらえていた」。

 今回の行動も「シーズン序盤に自分の姿が札幌にあること自体が珍しい。なんとかチームの雰囲気を変えて、少しでも起爆剤になればとの思いが行動に表れた形ではないか」(関係者)というのだ。

 4―1で快勝した試合後は「よかったよかった。これでチームも勢いづくだろうね」と握りこぶしを作った王会長。自ら“勝利の男神”となって札幌出陣――。やはり「世界の王」のパワーは恐るべしだ。