巨人・菅野7回一死までノーヒット!大記録ならずも12球団一番乗りの完封勝利

2020年07月03日 22時03分

完封勝利の菅野は元木ヘッドコーチと笑顔で指差し合った

 これぞGのエースだ! 巨人・菅野智之投手が3日の中日戦(東京ドーム)で7回一死まで無安打の〝快投ショー〟を演じ、12球団一番乗りとなる完封で今季2勝目を手にした。首位を走る巨人の大黒柱がチームの勢いをこれ以上なく押し上げた。

 7回一死走者なしでビシエドに左中間への二塁打を浴びると菅野はマウンド上で思わず苦笑いを見せた。レギュラーシーズンでは自身初となるノーヒットノーランこそ逃したが、右腕は気持ちを切らさず後続を抑えると9つのゼロを並べた。

 この日の菅野につけ入る隙はなかった。投球前に両手を右側にひねる新フォームで3連勝中の竜打線に真っ向勝負。4回二死から福田に死球、ビシエドに四球で出塁を許したが、危なげなく後続を断った。

 菅野にとって18年10月14日のヤクルトとのCS第1ステージ第2戦(神宮)以来となるノーヒットノーランの好機だったが、レギュラーシーズン自身初の快挙はビシエドの一振りで夢と消えた。

 それでも気持ちを切らさないのがエースの証しだ。この日は母校・東海大相模高、東海大の後輩・大城が女房役だった。時折、サインに対し首を振りリードの指導をしながら竜打線をゲームセットまで料理した。

 前回6月26日のヤクルト戦では6回に突然、崩れ5失点でKO。同19日の開幕・阪神戦も1点ビハインドの7回2失点で降板し、その裏に吉川尚の逆転2ランが飛び出しての今季初勝利だった。過去2戦はエースとして決して理想の形ではない。だからこそこの日は〝すごさ〟を見せつけたかった。

 エースの奮闘にこの日の第1打席の左前打まで13打席無安打だったキャプテン坂本が6回にウップンを晴らす2号先制ソロを放ち援護。「ピッチャーが頑張っているんでね、何とか先に点を取ってあげたかったので、1点取れて良かったです」と笑顔を見せた。そして8回には代打・北村が走者一掃の3点タイムリーで試合の行方をものにした。「先に点を取ってくれたんで粘り強く投げれた。ただ死四球3つは多い。次の課題です。ノーヒットノーラン? 意識はありましたね(笑い)」と菅野。今後もエースとしてチームを引っ張っていく。