まずはひと安心だ。前日2日に右ヒジ付近に死球を受け、途中交代していた巨人・亀井善行外野手は検査の結果、骨には異常がなかったことが3日に判明した。

 アクシデントの直後は不安も口にしていた原監督は、この日の中日戦(東京ドーム)の試合前に報道陣に応対し「思ったよりはヒドくない。(骨は)大丈夫でした」と安堵感をにじませた。この日は相手先発予定が左投手の大野雄だったこともあり、亀井はもともとスタメン予定ではなかったといい、出場させるかどうかは慎重に判断するという。

 当の亀井はこの日の試合前練習ではトレーナーが見守る中、右翼の守備位置で捕球練習こそ行ったものの、患部に負担がかかる打撃練習は回避。ただ、時おり笑みものぞかせるなど表情は明るかった。大事に至らなかったことは、本人にもチームにとっても不幸中の幸いと言えそうだ。