西武は3日、二軍の新たな育成拠点として西武第二球場を改修した「CAR3219フィールド」が完成したことをうけ、報道陣に公開した。

 本球場の左中間にはLEDディスプレーの大型ビジョンが備え付けられ、バックネット裏にはそれまでなかった240席の観客席を新設。観戦者用のトイレも備え付けられ、左中間後方には屋根付きのブルペン、サブグラウンドも新設された。

 遠征中の松井稼頭央二軍監督は「実はまだ完成後の施設を見ていないのですが、写真を見る限り立派な施設になっていて大変驚いています」としながら「若手選手たちにとってこれまでプレーしていた西武第二球場から見る隣のメットライフドームは近いようで遠い場所です。ライオンズに高卒で入団したてのころ、ボクもそんなふうに思ったことがありました」とコメント。

 続けて「今はライオンズ・トレーニングセンターやこのCAR3219フィールドでもっともっと野球に打ち込める環境が整ったと思います。だからこそ、これからCAR3219フィールドで選手たちはメキメキと力をつけてほしいですし、ボクはこの環境でしっかり選手を育てていきたいと思います。7月15日のこけら落としは今からワクワクしています。ファンのみなさまには球場にお越しいただけるようになったらぜひ、選手たちに声援を送ってほしいと思います」と新施設への思いを語った。

 同フィールドのこけら落としは15日の巨人戦(13時)となるが、試合は無観客で行われる。