巨人・澤村の背信投球に怒り!超〝短気〟な「鬼の原」が降臨

2020年07月02日 06時15分

ベンチで澤村を〝説教〟する原監督

「鬼の原」が降臨した。巨人が1日のDeNA戦(東京ドーム)に3―5で逆転負け。痛恨だったのは澤村拓一投手(32)の乱調で、原辰徳監督(61)は試合中のベンチで珍しく本人に怒りをぶちまけた。実績ある選手ゆえの歯がゆさもあっただろうが、今季の指揮官のタクトはかつてないものになるともっぱらだ。超〝短気〟采配になるというのだが、その理由は――。

 首位を快走してきた巨人ベンチに戦慄が走った。3―2の8回から4番手で送り込まれながら制球に苦しむ澤村に、原監督の表情はみるみる険しさを増した。2四球を与えると、指揮官の顔面はすっかり紅潮。一死一、二塁のピンチを招いたところでたまらず降板を命じたが、怒りは収まらなかった。自身の席の隣に澤村を座らせ、腕組みをしながら厳しく叱責を続けた。

 この乱調が引き金となり、チームは逆転負け。試合後の指揮官は開口一番「カーッ」と怒気を吐き出し「四球というのはなかなか計算できないよね。計算していたら、出せないよね、投手を。チームが困っている時に澤村がね…。もうリーダーなんですから。何とかしてもらいたいなというのはありますね」となかばあきれたような表情も見せた。

 最後は「まあ、次はやってくれるでしょう」と締めくくったが、澤村に限らず、今季の原監督の〝導火線〟は「例年になく短くなるだろう」とささやかれている。コロナ禍の影響で、143試合から120試合に短縮されたことが最大の要因だ。

 チーム関係者は「連覇をしなければいけない中、短くなったシーズンで何度も挽回のチャンスをあげていられるほど、悠長に構えてはいられない。昨年まで2度チャンスがあったとすれば、今年は1度だけになるとか。選手の入れ替えは頻繁に行われると思いますよ」という。

 ライバル球団の見方も同様だ。引き合いに出されたのは新助っ人のビエイラだ。右腕は来日初登板となった6月20日の阪神戦で再び制球難を露呈し、即二軍降格を命じられた。わずか1試合で〝見切った〟ことに驚きも広がったが、あるセ関係者は「練習試合でもビエイラの〝アラ〟は見えていたけど、新戦力だからあえてチャンスをあげた。だけど、やっぱり結果が出なかったから(二軍に)落とした。あれでも原監督は我慢した方じゃないですか? こういうケースは今年は増えると見ています」とキッパリだった。

 指揮官はここまで救援に失敗した澤村を含め、宮国や藤岡らに即リベンジの機会を与え、本人たちは結果で応えてきた。しかし、短縮シーズンの今季はそのチャンスが2度、3度…と訪れる可能性は低いというわけだ。

 例年以上にシビアなジャッジが下される中、一軍で生き残るためにはスキは一切見せられない。