巨人メルセデスは今季初勝利ならず 「コロナ特例」でも助っ人競争は激化中

2020年07月01日 22時52分

メルセデスの力投は報われなかった

 巨人のC・C・メルセデス投手(26)が得意のDeNAを相手に苦しいながらも6回途中1失点の力投。勝利投手の権利を持って降板したが、高木ら後続の救援陣が打たれ今季初白星を挙げることはできなかった。

 今季2度目の先発に臨んだメルセデスは気合が違っていた。初回を三者凡退で立ち上がると2回無死一塁で宮崎を二ゴロ併殺に打ち取った。

 4回には連打で一死満塁のピンチを迎えたが、伊藤光を空振り三振、相手先発・桜井を遊ゴロに仕留め無失点で切り抜けた。5回に大和にソロ弾を浴びたが追撃は許さず。6回二死一、二塁で2番手・鍵谷と交代。6回途中90球7安打4奪三振1失点でマウンドを降りた。

「いい状態でゲームに臨むことができたし、初回からアグレッシブに攻め続けることができたが、イニングの途中での交代は悔しいね。ただ、(2番手)鍵谷がすごくいいピッチングをしてくれて感謝している」。メルセデスにとってDeNAは〝お得意様〟だ。18年は1戦1勝、防御率2・00、19年は2戦2勝、防御率1・35で通算3戦3勝と無敗を誇っている。

 そんな左腕をG打線も援護。初回無死三塁で丸が左中間に先制適時打を放つと4回一死満塁で女房役・大城が左前へ2点適時打を放った。「C・Cのために追加点が欲しかった」という大城の今季初適時打が左腕を元気づけたが、終盤に中川、澤村、そして8回に高木が逆転打を許しメルセデスの白星はなくなった。

 そもそも負けられない登板だった。巨人4年目、昨季8勝のメルセデスにとって今季初戦となっ6月24日の広島戦(東京ドーム)は3回4失点でKOされた。その一方で新外国人右腕サンチェスが開幕2連勝を飾った。

 今季は「コロナ特例」で外国人枠が5人(ベンチ入りは4人)に増えたが、野手ではウィーラーが加わりパーラ、守護神デラロサと競争はより激しくなっている。尻に火がついているのは確か。チーム最古参外国人として意地を見せたいところだ。