プロ初勝利をつかめなかった。DeNAの桜井周斗投手(21)が1日の巨人戦(東京ドーム)で今季初先発し、3回1/3を72球、7安打3失点で途中降板した。

 初回先頭から四球を与えた増田に二盗を許し、さらに暴投を重ねて無死三塁のピンチを招き、続く丸に中前適時打を浴びて早々と失点。4回には3本の単打で一死満塁とされ、大城の適時打で2点を追加されたところでベンチを出たアレックス・ラミレス監督(45)が球審に交代を告げた。

 降板後の3年目左腕は「初回は少し緊張しましたが、2回と3回は自分のリズムを取り戻し、ゴロアウトを取ることができました。しかし、4回(一死一、二塁で)のウィーラー選手のゴロを捕球できなかったことが大きなポイントだったと思います。イニングの途中、ランナーを置いた状況で降板する形になり(2番手の)伊勢さんには感謝したいです」と冷静に投球内容を振り返っていた。