西武・平井が男気投球 外崎の失策帳消し零封

2020年07月01日 12時02分

西武・外崎

 西武は30日のオリックス戦(メットライフ)に3ー2と逃げ切り勝ち。4連勝で貯金を2とした。

 4回に栗山の渋い2点タイムリー、6回に外崎の併殺崩れの間に奪った1点を先発・高橋光が7回途中2失点、平井ーギャレットー増田の新方程式で逃げ切った試合の中でポイントは7回の守備にあった。

 それまで散発3安打の無失点投球をしていた先発・高橋光が突如崩れTー岡田の右中間二塁打、ロドリゲスの1号2ランで3ー2と1点差とされる。

 続く若月にも中前打を打たれたところで西武ベンチは逃げ切りを図るため昨年、パ・リーグ最多登板記録を塗り替えるシーズン81試合登板を果たした〝令和の稲尾〟平井を投入する。

 平井は貫禄の投球で大城、後藤を斬り二死二塁。続く代打・山足を宝刀スライダーで二ゴロに打ち取ったかに見えたが、これを二塁手・外崎がグラブの土手に当てポロリと失策。セットアッパー・平井が完璧に後続を断ち切るリリーフを見せながら逆に一、三塁とピンチを広げてしまった。

 天を仰ぎ自らのミスを悔いる外崎。しかし、その姿をマウンドから見つめ外崎からの〝謝罪サイン〟を受けた平井は逆にドンマイとグラブを叩き、「気にするな!」と自らにギアを入れた。仲間がミスをした時こそ、絶対に点はやらない。そう自分を鼓舞するように安達をスライダーで右飛に打ち取り外崎のミスを帳消しにした。

 試合後、この日のヒーロー・栗山は言った。

「今日みたいな日はもっと(打線が)追加点を取っていれば(投手は)楽に投げられるんですけどね。それでも投手と野手がしっかり力を合わせていい展開、試合運びが出来ているんじゃないかと思う」

 スコアだけを見れば大型連敗中のオリックス相手に接戦をソツなくものにした西武だが、勝負を分けたポイントの場面を振り返ると6連戦続きの残り110試合を戦って行く上で、投手と野手の連帯を深めた意味のある勝利だった。