セ・リーグ首位を走る巨人の「1番打者問題」はどう決着するのか…。巨人・原辰徳監督(61)が28日のヤクルト戦(神宮)で、増田大輝内野手(26)を今季初めて切り込み隊長に起用した。

 代走の切り札でもある増田大は、4打数1安打、1打点。2四球に盗塁も1個決めて存在感を示した。ただ、指揮官が最もたたえたのは打者一巡の猛攻で5点を叩き出した2回の攻撃で、9球粘った末にもぎ取った押し出し四球だった。相手投手にダメージを与える内容に「増田大輝の(押し出し)フォアボールというのは非常に大きかったです。(初回の打席での)ヒットよりも、はるかに価値のある打席だったと思いますね」と評した。

 首脳陣は相手先発が左投手の場合に置く1番打者を模索中で、ここまでの9試合で右打ちでは湯浅、北村に続いて増田大が3人目。競争に勝ち残るのは果たして誰か――。