昇格即先発の阪神・サンズが逆点1号3ラン! 矢野監督「戦う姿勢を見せてくれた」

2020年06月27日 23時14分

ヒーローインタビューに応じる阪神・サンズ

 阪神は27日のDeNA戦に8―6で逆転勝利。連敗を3で止めた。

 点を取っては取られのシーソーゲームに決着をつけたのはこの日から一軍に合流した新外国人のジェリー・サンズ外野手(32)だ。1点ビハインドの9回二死一、二塁の土壇場で打席で入ると、相手守護神、山崎康の4球目を強振。強烈な打球は無観客の左翼席中段に突き刺さる逆転の来日1号3ラン。

 右腕を高々と突き上げダイヤモンドを一周すると、ベンチで矢野監督をはじめナインらと「ファイアーポーズ」で祝福しあう。この瞬間ばかりは阪神ベンチに、ソーシャルディスタンスの概念はなかった。

 セ界を代表する守護神を一振りで打ち砕いた背番号52は「(苦しいチームを救うため)いま、自分に何ができるかを考えて準備してきた。チームに貢献できた」と笑顔をはじけさせた。

 4回3失点の岩貞を早々に見切り、ビハインドの状況ながら、勝ちパターンの中継ぎ陣を出し惜しみなくつぎ込んだ矢野監督の執念采配も実った。「(サンズは)本当によく決めてくれた。ホームランというのは本当に大きい。外国人枠の問題もあるなか、(二軍スタートとなってしまったが)しっかり戦う姿勢を見せてくれて来た」と称賛。

 この日はここまで不振に苦しんできたボーアにも来日初タイムリーが飛び出すなど、今季最多の8打点をチームで挙げた。試合前まで1勝6敗と苦しみに苦しみぬいてきた矢野阪神。潮目は変わるか――。