令和は“拓巳”の番だ! 阪神・秋山に「3大秋山」襲名司令

2020年06月26日 11時00分

6回無失点と好投した秋山拓巳

 県史に名を刻めるか――。阪神の秋山拓巳投手(29)が25日のヤクルト戦(神宮)で今季初先発し、6回無失点と好投。打線が沈黙して白星はつかなかったが「今年は先発ローテを守る気持ちでマウンドに立った。気持ちはすごく入っていた」と今季にかける意気込みを示した。

 地元・愛媛県からは大きな期待がかけられている。同県では2018年から20年まで「愛・野球博」というプロジェクトを推進しており、野球人口の増加や競技力の向上を目指し、野球にまつわる様々なイベントなどを開催。それにより野球王国を自負する愛媛県の野球熱を内外に発信しようという試みだ。その一環で昨年12月に秋山の地元・西条市で行われた野球教室には本人も参加し、盛り上げに一役買った。

 同プロジェクトの最終年となる今年は集大成と位置づけられた「EHIME BASEBALL EXPO」を開催する構想があり、さまざまな人にプロ選手と交流の場を用意するという。愛媛県庁スポーツ・文化部地域スポーツ課の同プロジェクト担当者は「秋山選手にも今季はキャリアハイの成績を残してもらって凱旋してほしいです」と参加を熱望する。

 その愛媛で「秋山」といえば司馬遼太郎の歴史小説「坂の上の雲」の主人公などでも有名な秋山好古、真之の秋山兄弟が圧倒的なネームバリューを持つ。日露戦争で大国ロシアを破った軍人の秋山兄弟は、親友でもあった俳人の正岡子規も含め「愛媛の3大偉人」として語り継がれており、前出の担当者は「秋山選手にも球史に名を残す大投手になってほしい」と、偉大な実績を残して秋山兄弟と並び称されるほどのシンボルとなることを期待する。

 地元から飛び出した「愛媛の3大秋山」襲名指令。実現は今後の秋山の活躍次第だ。