ロッテ単独首位! 中村奨好調の裏に鳥谷あり

2020年06月26日 06時15分

鳥谷の存在は大きい

 好調要因はベンチの〝あの男〟の存在が大きいか。ロッテ・中村奨吾内野手(28)の打棒がこのところ爆発気配を漂わせている。

 23日のオリックス戦(ZOZOマリン)で左翼席に今季1号を放つと、25日の同戦では自身初となる満塁弾を含む今季初の3安打固め打ち。打率も3割台に乗せ、2016年6月以来となるチーム5連勝と単独首位浮上に大きく貢献した。

「相手投手が(初回に)不安定だったので、早い回に(自身の満塁弾で)点を取れてよかった」とは試合後の中村奨。昨季はヒザ痛や左目下負傷などの不運もあり、5月から打撃不振に陥る不本意なシーズンを送った。そのうっぷんを晴らすべく、今季は開幕から気合が入っていたが、発奮材料はそれだけではない。今年3月にチームに新加入した鳥谷敬内野手(39)の存在も大きい。

 中村奨はここ数年、チームの正二塁手として君臨しているが、守備だけを見れば華麗なグラブさばきを誇る元阪神のレジェンドも引けを取らない。少しでも打撃の調子を落とせば、井口監督は二塁も守れる鳥谷を先発出場させる可能性がある。その危機感こそが中村奨の今季開幕直後からの好調を引き出しているといわれる。

「ベンチは明るいし、少しでも連勝を伸ばしたい。一戦一戦みんなでやっていきたい」。ベンチから目を光らせるベテランの視線を刺激に意気揚々と語る中村奨。いわゆる〝鳥谷効果〟でさらなる飛躍を目指す。