ロッテ4連勝首位タイは「足攻」のおかげ 相手が嫌がるのは大型補強ではなく「幕張の新韋駄天」

2020年06月25日 16時30分

 大型補強より相手には脅威か。ロッテが24日のオリックス戦(ZOZOマリン)に6―4で勝利。開幕戦こそ敗れたが、そこから4連勝と勢いが止まらない。開幕ダッシュの要因に挙げられているのはチームの「足攻」だ。

 6月に育成から支配下登録された「幕張の新韋駄天」こと和田康士朗外野手(21)や2018年シーズン途中に日本ハムからトレードで加入した岡大海外野手(28)が試合途中から代走で出場。盗塁を絡めた足を使った攻撃スタイルがチーム内に浸透し始め、相手に脅威を与え始めている。23日のオリックス戦がその象徴で、1点リードされた9回に2人の代走出場がチームのサヨナラ勝ちを演出した。

「今は相手に終盤1、2点リードされていてもチーム内にあきらめムードはない。一人でも走者が出れば岡、和田のどちらかが代走で出て得点機をつくれますからね。この余裕がベンチにいい雰囲気をもたらしている。相手も嫌だろうからね」とはチーム関係者。昨季オリックスに9勝15敗(1分け)と大きく負け越しながら、今季すでに2連勝なのはこの効果の表れだろう。

 ロッテといえば昨オフ、ドラフト1位で佐々木朗を引き当て、FAで美馬、福田秀を獲得。ハーマン、ジャクソンら助っ人外国人に加え、3月には阪神を自由契約になった鳥谷を加入させるなど大型補強を敢行して話題になった。だが、公式戦が始まった今、相手が嫌がるのは既存選手だった足のスペシャリストたち。意外と言えば意外だが、今後6連戦が2か月ほど続く異例のシーズンは好不調の波が少ない、足を使った攻撃が各チームとも重要な武器になる。その一歩先を行くロッテの攻撃スタイル。今シーズン、パの台風の目となるか。