中日・平田のスタメン外しが波紋 与田監督の決断に身内から異論も…

2020年06月25日 06時00分

ベンチから戦況を見つめた平田

 中日・与田剛監督(54)が24日のDeNA戦(横浜)で平田良介外野手(32)をスタメンから外したことが、チーム内で物議を醸している。

 懸念の得点力不足(昨季リーグ5位)を解消するため、攻撃型2番として平田を開幕から4戦連続でフル起用。ところが、前日まで18打数1安打(打率5分5厘)と低迷するとこの日、指揮官は代役として遠藤を「2番・右翼」で起用した。

 開幕5戦目にして早くも与田監督が断行した〝主力外し〟。これにチーム関係者は「今年は120試合しかないとはいえ、いくらなんでも動くのが早すぎるよ。これでは平田のプライドはズタズタだし、ほかの主力選手もちょっと打てなくなったら、自分もすぐにスタメンを外されてしまうと焦ってしまったり、いろんな悪影響が出てしまう可能性もある」と指摘する。

 過去に平田は開幕不振から見違えるような成績を残した年もある。2013年の第2次高木政権の2年目で、まだレギュラー格でこそなかったが、開幕から17試合に出場し、33打席連続で安打なし。ついに4月23日に二軍落ちしたが、すぐに5月10日に一軍に再昇格すると、そこから打ちまくり、いずれも当時の自己最高の打率2割8分9厘、15本塁打、55打点を記録した。

 別の関係者は「あの時も高木監督は辛抱強く平田を一軍に置いていたし、試合に出し続けていれば、ちゃんと結果を残す男なのにね。それに平田は打つ方だけでなく、守備力もリーグ屈指だし、守りの面でチーム力が落ちるのも心配。いきなりスタメン落ちさせるのではなくて、調子のいい京田を2番に上げて、平田は7番ぐらいで楽に打たせてやる方が良かったのに」と首を傾げている。

 24日の試合にチームは2—3で敗れ、2勝3敗の借金1。2番・遠藤、3番・アルモンテがともに4打数無安打と大ブレーキとなったが、与田監督は「平田にしてもそうですが、今日で5試合目でみんなが順調に行くわけではないので、そこはもう毎試合毎試合みんなが活躍できるわけではないので、いろいろなことを考えていかないといけない。選手の頑張りに対してベンチの采配も含めて、何とか点が取れるようにやっていくしかない」と必死で前を向くが、今後も平田の扱いを間違えると取り返しのつかないことになりかねない。