阪神・ボーアお待たせ初安打 上昇の鍵はグラウンド外にあり?

2020年06月25日 06時00分

ボーア成功の鍵は…

 虎党もホッとひと安心だろう。阪神は24日のヤクルト戦(神宮)に1―6で惨敗。それでも開幕早々、大不振だった新外国人のジャスティン・ボーア内野手(32)に来日初安打が飛び出した。開幕から19打席目となる7回の第3打席でヤクルト2番手・清水から中前にはじき返し、一塁ベースでガッツポーズ。この一本をきっかけに「バースの再来」となれるか、助っ人指導経験のある球界関係者から貴重なアドバイスが届いた。

 来日19打席目で飛び出した一打に虎ベンチが沸いた。試合後の矢野燿大監督(51)も「本人が一番苦しかっただろうし、うれしいと思う。これで気分が違ってくるというのもあるだろうし(状態が)上がってくるのを待ちたい」と試合の唯一とも言える収穫を振り返った。

「まずは一本打てたことは良かった」と試合後の本人もホッとひと息。そんな難産の末に生まれた1本をきっかけにするべく「プレー以外にも日本に来て、職場から離れたときの楽しみもつくれるか。仕事のモチベーションを、娯楽から得られたりできるようになると不思議といい循環が生まれる」。そう語るのは両リーグで打撃コーチなど首脳陣として助っ人指導に関わったことのある球界関係者だ。

 これまでに成功した歴代の助っ人たちのなかには〝息抜き〟の方法を各自で持っている助っ人が数多い。「ヤクルトで本塁打王を取った(ドゥエイン)ホージーなんかいい例。当時、流行していたプリクラを試合で打つたびにヘルメットに貼ったりして」と趣味をモチベーションにつなげ、タイトルを獲得した例もあるという。

 もちろん、ファンや他人への披露を目的にしたものではなく、自分へのごほうびを目的にしたものでもOK。現在はコロナ禍で遠征先は『外出禁止』が基本だが、規制が緩和された際には、ハメを外す時間を持ち「オンとオフ」のメリハリも持つことも大事だ。

「阪神にもいたクレイグ・ブラゼルなんかは、東京に来たときの試合後はほぼ毎晩『フーターズ』(店員が若い女性でホットパンツのタンクトップ姿で接客することで有名なレストラン)に通ってたと聞くしね」

 衣・食・住などカテゴリーは問わず、異国の地で職場の充実につながる趣味や余暇を見つけることも、虎の助っ人大砲の〝今後〟を占う要素となりそうだ。