西武・辻監督が背信投球の今井をかばった理由とは…

2020年06月24日 23時13分

辻監督は今井(写真)をかばった

 西武は24日のソフトバンク戦(メットライフ)に6―9の逆転負け。強力打線が一時6―4と逆転に成功するも先発・今井達也投手(22)が6回途中12安打7失点と崩れ、勝機を手放した。

 12被安打3与四球で敗戦投手となった今井は三者凡退が一度もなく、常に走者を背負っての投球。走者をため初回に上林、6回に今宮に3ランを被弾し主導権を握れなかった。

 しかし、試合後の辻監督はこんな背信投球の今井を責めることはなかった。「今井は最初ちょっと出ばなをくじかれた。真っすぐを狙い打たれて、高さがちょうど打ちごろのところへ行ってしまった。でも、今年は開幕前から調子が良くて、昨年の今井とは全然違うピッチングを見せてくれたと思う。初戦ということで緊張感もあったと思う。その中で昨年より成長した部分が僕の中では見えた気がします」

 結果が結果だけに成長箇所は見えにくいが「やっぱりストライクを取るのにきゅうきゅうというよりも制球も良くなってきたし、ピンチでストライクを取りに行くという弱気なところもだいぶ腕を振って投げれるようになってきたところもよくなってきた原因」というのが指揮官の説明。

 その上で「(初回に)4点取られた後も『ウチは(打線が)点を取るから頑張って投げておけ』という話をした。ピンチは作ったけども踏ん張って、あの3ランまでは本当に頑張ってくれた」と7失点の今井をねぎらった。

 100球を超えた6回に今宮の逆転3ランを浴び逆転を許したが「もちろんあれを抑えれば、もう1回でもいけると思ったよ。今のウチのピッチャーでは一番投げる体力を持っているし100球を過ぎても大丈夫という雰囲気があった」という辻監督。この寛大すぎる期待に応えるためにも次回登板で今井はその「成長」を証明する分かりやすい結果を残すしかない。