巨人・戸郷が天敵コイ倒で今季初勝利 桑田氏以来の偉業達成

2020年06月23日 21時39分

今季初勝利に笑顔の巨人・戸郷

 桑田氏以来の快挙だ! 巨人の若手期待株・戸郷翔征投手(20)が、23日の広島戦で7回途中2失点と力投し、うれしい今季初勝利をマーク。チームに開幕4連勝をもたらした。

 相手はチームが昨季、唯一負け越した広島。試合を支配したのは若き右腕の快投だった。長身の横手から繰り出される150キロ超の直球もさることながら、カープ打線を苦しめたのが、どんなカウントからでもストライクが取れる鋭いタテ変化の宝刀スライダーだった。

 2回に四球、暴投がきっかけで1点を失ったが、中盤まで危なげない投球を披露。踏ん張りどころは、5回に3―1と勝ち越して迎えた6回だ。どう乗り切るかが注目されたが、先頭の代打・野間をフォークで空振り三振に仕留めると、1番・ピレラを外角150キロの直球で空振り三振。続く安部も直球、スライダーで追い込むと、最後はフォークをど真ん中から落とし空を切らせた。圧巻の三者連続空振り三振に巨人ベンチも沸き上がった。

 高卒2年目以内で開幕から6戦目までの先発白星となると、球団史上4人目、しかもあの桑田真澄氏以来という“偉業”。登板前日に「(桑田さんは)巨人軍の偉大な、代表的な投手。コントロールが抜群で、少しでも近づける投手になりたい」と語っていた戸郷だが、この日のマウンドは強気かつ、抜群の制球力だった。

 7回、先頭の西川に特大の一発を右翼席に叩き込まれると、二死後にヒットと四球。ここで原監督が交代を告げたが、先発ローテを任せられるだけの内容だった。

「自分の投球をして勝ちにこだわりたい。初戦を大事にして、しっかり1年間、ローテーションを守れるようにしたい」と意気込む20歳。今後の成長が楽しみだ。