阪神・ボーアは「ダメ助っ人」で終わるのか?柏原純一氏は狙い球の絞り方に注文

2020年06月22日 16時30分

凡打を繰り返したボーア

 開幕を待ちに待った虎党たちの気分は、いきなりドン底か。阪神が巨人に開幕3連敗を喫し「バースの再来」と大きな期待を背負って開幕4番に座った主砲のジャスティン・ボーア内野手(32)が大ブレーキとなった。チャンスで凡打を繰り返すなど、3試合で12打数無安打とさっぱりで、早くも3戦目は6番に降格する始末だった。この男はこのまま「ダメ助っ人」で終わるのか、それとも…。

 ボーアの打席をチェックした阪神OBで評論家の柏原純一氏は「『恥をかきたくない』という気持ちが見ていて伝わってくる」と、まずは打席内での狙い球の絞り方に注文をつけた。

「3月のオープン戦を含めても、ほとんどの投手が初対戦でしょ? 実際にどんな軌道かとはやっぱり、打席に立たないことには分からない。だけど今のボーアは、データで球種だけをインプットして、必要以上にあれもこれも打ちたい、対応しなければ、というのが伝わってくるし、敵の捕手にもミエミエだね。本来であれば真っすぐに強く、それを一撃で本塁打にできるのが長所でしょ? でも、そこに『いいスタートを切りたい』とか『どんな球でもキレイに打ち返さなければ…』という“色気”が出ると、打てるハズの直球もミスショットする。よくある悪循環だよ」と指摘した。

 そのうえで練習試合で3試合連発を放った豪快な打球を取り戻すためには「当分、2ストライクまでは『変化球はゴメンナサイ』で、真っすぐ待ちで。ただし、その真っすぐだけは確実に仕留めること」という。

「今はスイング自体もどんどん小さくなってしまっているので、それを取り戻す意味でもね。パワーはあるわけだから。同じ空振りでも、当てに行く空振りではなく、振りに行った空振り。たとえそれがバットから10センチ以上離れていたとしても、バッテリーからすれば『嫌だな…』と思われるような空振りでないと“怖さ”すらなくなる」

 ひとまずは“扇風機”とやゆされたとしても、ツボにハマったときの脅威を敵バッテリーに想像させることから。「たら…れば…」を想像させるだけの打席での“雰囲気”を早急に取り戻すことを求めた。