日本ハムの2年目・野村佑希内野手(19)が19日、西武との開幕戦(メットライフ)に「8番・三塁」で先発出場し、プロ入り後初出場・初スタメンを果たした。10代の野手で、デビュー戦を開幕戦で先発出場でした選手は2013年の大谷以来。

 練習試合では3本塁打の活躍を見せていただけに、長打への期待が寄せられていたが、この日は2打数無安打と結果は残せず。守備でも4回一死満塁の場面で、栗山の打球をやや待った状態で捕球したことにより併殺が崩れ得点を許すなど、課題も残した。

 それでも、19歳のホープには大きな収穫のある試合となった。試合後、野村は「観客はいなかったんですけど、自分の中で初めての一軍でしたし、開幕戦に出させてもらっていい経験もできましたし、緊張とかで全く何もできないというわけではなかったので、次につなげていけたらいいなと思います」とコメント。守備についても「あそこは自分の今の技術ではしょうがないのかなと思いますし、無理に自分のできないようなことをするよりかは、しっかりやろうとは決めていたので、次はゲッツー取れるように練習していければいいなと思います」と冷静に分析した。

 前哨戦で結果を残しているだけに、チームの長打力不足解消に向けて今後も活躍が期待される。