初の開幕一軍 日本ハム・清宮&野村の相乗効果に期待

2020年06月19日 16時30分

ともに開幕一軍となった清宮(右)と野村

 念願の朗報にも喜んでいる余裕はなさそうだ。日本ハムの清宮幸太郎内野手(21)がプロ3年目にして初めて開幕一軍入りを果たした。1年目は限局性腹膜炎、2年目の昨季は右有鉤骨骨折で無念の開幕二軍スタート。今年も昨季終了後に受けた右ヒジ手術の影響から出遅れていたが、新型コロナ禍のため開幕時期が延長したことにより滑り込みに成功した格好だ。

 清宮は過去2年との違いについて「ケガがないところじゃないですか」と笑顔を見せた。ただ、浮かれているわけではなく「どこにいても自分がやることは変わらない。開幕しても特に意識することなく、いつも通りいいプレーをするだけかなと思います」と表情を引き締めた。

 開幕一軍メンバーには1学年下の野村佑希内野手(19)も名を連ねた。正三塁手候補だったビヤヌエバが虫垂炎で離脱した中、練習試合では3本塁打でアピールに成功。栗山監督もその活躍ぶりには「いいね~! ワクワクするよね!」と頬を緩めるなど、首脳陣からの期待は大きい。チーム内からは「野村が結果を残したのも大きいけど、近い世代の後輩が一軍の舞台に出てくるとなれば当然、清宮にも刺激になるはず。監督の中にも、ハッパをかける狙いもあると思いますよ」との声も上がった。

 守備位置こそ違えど、清宮にとって野村は一軍での生き残りをかけて争う好敵手となる。ビヤヌエバが復帰すれば、不調な野手がふるいにかけられるのは必至だ。

 表面上、清宮は野村の活躍について「オフやコロナの時もずっと一緒に練習していましたし、高校の時から知っているメンツ。これくらいやるんだろうなっていうか、あいつらが頑張っていても自分がやることは変わらないので」と意に介していない様子。「下のやつらが打てばチームもより勝てるようになると思うのでいいことだなとは思います」と“チームファースト”な姿勢を見せているが、どうせならギラギラとした闘志を前面に出して2人でチームをけん引してほしいものだ。