中日・与田監督 名指しヨイショを2年目で解禁

2020年06月18日 16時30分

絶好調の京田(手前は与田監督)

 中日・与田剛監督(54)の今季の選手操縦法はひと味もふた味も違う。19日からヤクルトとの開幕戦(神宮)を迎える中日だが、2年目の指揮官が珍しく特定の選手名を挙げてヨイショしたことがチーム内で話題となっている。

 その発言があったのは14日の地元CBCテレビのドラゴンズ応援番組「サンデードラゴンズ」に、練習試合最終戦のDeNA戦(ナゴヤドーム)を前に生出演した際だ。2日の練習試合再開後、ここまでの練習試合でのMVPを問われた与田監督は「京田(陽太内野手=26)かな。京田は非常にバッティングの状態も上がってきましたし、新しく選手会長になってよく引っ張ってくれてます」と明言した。

 練習試合で11試合に出場し、35打数14安打で打率4割の好成績をマークした京田とあって、MVPに選出するのは順当とも言える。しかし、これまでの与田監督はこの手の質問には「全員です」「誰かは言いません」「逆に誰かいますか」などとはぐらかして「えこひいき」をしない方針だったことから周囲は騒然となった。

 チーム関係者は「ああやって監督が誰か選手の名前をバンバン挙げることは賛成。京田の耳にも入るだろうし、去年は開幕スタメンを逃す屈辱を味わって相当落ち込んでいたけど、今年はそれを知って『よし1年間やってやるぞ』と燃えているはず。シーズン中も選手会長としてグイグイとチームを引っ張っていってくれるよ」と“名指し効果”を期待する。別の関係者も「名前を挙げられなかった選手も俺も認めてもらおうと張り切るだろうし、今年はどんどん選手の名前をマスコミに向かって褒めたり、怒ったりしながら、うまく采配を振ってくれそうだね」と胸を膨らませる。

 屈辱の7年連続Bクラスから脱却するため選手名をあえて出した与田新采配は奏功するか。