清原氏“令和の星一徹”に!? 4年後プロ野球復帰プラン

2020年06月19日 11時00分

2019年11月、青色のユニホームで打撃を披露した清原

 2016年に覚せい剤取締法違反の有罪判決(懲役2年6月)を受けた元プロ野球選手の清原和博氏(52)の4年の執行猶予期間が15日に満了した。今後の夢として高校野球の監督就任を目指す胸の内を明かすなど、再起への道のりを歩み出したが…。清原氏の周囲では「4年後のNPB復帰」というシナリオも浮上していることが分かった。

 執行猶予期間を終えた清原氏は、15日に自著「薬物依存症」の発行元・文芸春秋社を通じて書面でコメントを発表。あらためてファンや関係者らに向けて謝罪の言葉をつづると、最後に「薬物との戦いに終わりはありませんが、私はこれからの人生を薬物依存症で苦しむ人たちと、野球界、とくに私自身の原点でもあります高校野球に捧げたいと考えております。お詫びと感謝を込めまして」と結んだ。

 その一方、清原氏は一部スポーツ紙のインタビューで、高校野球の監督として再起を図りたい“夢”を打ち明けている。もちろん、その先行きを不安視する向きも多く、球界内では「本気で高校球界に入りたいならば薬物との完全決別を証明し、体に残っているとされる入れ墨を消すことが先決」との指摘も飛び交っている。

 だが“いばらの道”だからこそ、清原氏ならば乗り越えられると信じて疑わない声も根強い。特に清原氏を陰でバックアップする支援者や有力なグループ会社は「必ずキヨさんをもう一度、真人間としてひのき舞台に立たせる」との大号令のもと、球界復帰への青写真を着々と描いている。

 そんな清原氏に大きな影響を与えているのが、現在中学3年生の次男の存在だ。都内のシニアチームに在籍する次男は、その強豪チームでトップクラスの実力を誇る中心選手に成長。アマ球界の周辺からも「打順は3番か4番、守備位置は遊撃か三塁。機敏な動きで守備もうまく、打撃は父親譲りの長距離砲で本塁打を連発しています。キャプテンシーが感じられ、間違いなく高校球界からも注目の逸材です」と「特Aランク」の高評価を与えられているほどだ。

 その超有望株の“清原ジュニア”が来年、高校へ進学。周囲の見立てでは、清原氏がアマ球界での指導が可能になる「学生野球資格回復制度」の研修を近々にも受講し、資格を回復すれば「高校球児の次男を本格的に指導できるし、次男が入学した高校の野球部で臨時コーチとして他の球児たちに教えることも可能になる。周りの目も『昔の清原さんに戻った』と分かってもらって、ご本人にその気があるならば高校の指導者、監督としてもお呼びがかかると思います」(清原氏に近い関係者)。

 次男の高校在学中の3年間で指導実績を残すことができれば、高校球界で生きていく道が見えてくるということ。そして…。特Aランクの次男がNPBドラフトで複数球団の争奪戦になるほどに成長したらどうなるか。そこで周囲が期待しているのが清原氏の「4年後のNPB復帰」なのだ。

「もし息子さんが高卒からドラフトにかかってプロ入りを果たしたら、皆さんは清原さんが同じチームでコーチか監督になって“親子鷹”となることを期待するでしょうね」と話すのは、かつて清原氏と深い間柄にあった元民放関係者。確かにそのケースで清原ジュニアの期待度が高ければ高いほど、清原氏の復帰に動く球団があってもおかしくない。

 ただ、清原氏の性格を知り尽くしているからこそ、同関係者はこんな展開を予測している。

「清原さんなら、あえて敵のチームへ入って息子さんを叩きのめそうとするはずです。『巨人の星』で巨人入りした息子の星飛雄馬と“決別”し、中日のコーチになった父の星一徹みたいにね。『息子よ、俺のクビをかっ切ってみろ』と…。清原さんならそんなことも考えているのではないでしょうか」

 いずれにせよ、次男が高校在学中の3年間、清原氏がどう高校野球と関わっていくかが、その後の球界復帰に大きな影響を与えることになりそう。高校球界の名将として再び甲子園に帰ってくるのか、それとも星一徹となるのか…。これから明らかになっていく清原氏の復活ロードに注目したい。

【星一徹ってこんな人】梶原一騎原作・川崎のぼる作画の野球漫画「巨人の星」に登場する架空の人物で主人公・星飛雄馬の父。巨人の三塁手だったが、反則ぎりぎりの一塁送球「魔送球」を編み出すも過ちに気づいて巨人を去る。

 その後は飛雄馬を「巨人の星」にするため、大リーグボール養成ギプスや火の玉ノックなどで英才教育を施し、飛雄馬は巨人にテスト生として入団。魔球・大リーグボールを開発して活躍する飛雄馬に対抗するため、ライバルの中日が一徹をコーチとして招く。一徹は鬼となって飛雄馬の前に次々と刺客を送り込む。飛雄馬の女房役だった捕手の伴宙太も巨人からトレードで引き抜き、伴を最後の刺客として徹底的に鍛え上げる。

 最終回で伴との最終決戦に勝利した飛雄馬だが、左腕としての選手生命を絶たれる。そんな息子に一徹は「飛雄馬よ、よくやった」「これでわしらの親子の戦いはすべて終わった」とねぎらいの言葉をかけ、敵チームのユニホームを着た飛雄馬を自らおぶって球場を去る…。この感動のエンディングに昭和の少年の誰もが涙した。