ロッテの新韋駄天 和田に珍偉業の期待

2020年06月17日 16時30分

快足自慢の和田

「幕張の新韋駄天」ことロッテの和田康士朗外野手(21)に珍偉業が期待されている。今年は育成選手としてスタートしたが、春季キャンプから50メートル5秒台後半の俊足を生かして首脳陣に猛アピール。今月1日に3年越しで支配下選手登録され、16日まで行われた練習試合でも自慢の足を武器に12球団トップの計7盗塁をマーク。途中出場中心の起用ながら堂々の“盗塁王”に輝いた。

 足のスペシャリストながら、19日から始まる公式戦でのフル出場は厳しい状況だ。ロッテ外野陣はリーグ屈指の選手層を誇るため出場機会が限られるからだ。ソフトバンクからFAで新加入した福田秀を筆頭に荻野、マーティンのレギュラー格に加え、16年の首位打者・角中やベテラン清田らも控える。打力と守備で劣る和田が外野の定位置争いに加わるのはどう考えても難しい。そこでチームやナインからひそかに期待されているのが途中出場中心での「盗塁王獲得」だ。その俊足を生かし、代走として毎試合出場することは可能。しかも「ソフトバンクの周東よりスタートが速い」ともっぱらで、井口監督も公式戦で積極的に起用する方針を固めている。今後は相手チームの徹底マークが予想されるとはいえ、日々自身の盗塁術に磨きをかける和田のこと。タイトル奪取も夢ではない。

「仮に今季全120試合中、3分の1の40試合で代走出場できれば30盗塁以上は狙えるはず。簡単なことではないが、昨季パの盗塁王(西武・金子)が41盗塁でしょ? 和田ならいけるかも」とはチーム関係者。育成上がりの新鋭が前代未聞の大仕事を成し遂げるか注目だ。