ロッテ・石川 過密日程で好成績を残し「夢」実現

2020年06月16日 16時30分

開幕投手を任されている石川

 難局を味方に夢をかなえられるか――。ロッテの石川歩投手(32)が過密日程が続く異例シーズンでの活躍に意欲を燃やしている。

 新型コロナの影響で今季のパ・リーグは開幕3連戦後から各チームとも9カード連続で同一チームとの6連戦が続く。当然、投手陣の疲労は例年以上になることが予想され、序盤戦からローテーションの柱としてフル稼働が期待されている石川も例外ではない。しかも今季は開幕投手を任されたため今後、相手チームのエース級との投げ合いが必至。容易に白星量産とはいかない可能性が高く、本人にとって厳しいシーズンになりそうな気配が漂う。

 だが、7年目右腕はこの窮地を「本人はチャンスと捉えているはず」とチーム関係者は言う。心の糧となっているのが、長年の夢である「メジャー移籍」だ。

 昨年の契約更改の席で石川は「レベルの高いところでやりたい」と将来的な米大リーグ移籍を志願。球団側も本人の意思を尊重する形で容認した。早ければ今オフにも実現可能となるが、現在メジャーはコロナ禍でシーズン開幕が不透明。加えて、選手の大幅減俸やマイナー選手の大量解雇等の問題も抱える。移籍を狙う石川にとっては気がかりだろう。

 それでも今季、日本での過密日程下で好成績を残せば「タフな投手」とメジャー側から評価される可能性は残る。年間162試合制のメジャーでは通常、日本以上に過酷な連戦を強いられるからだ。この好機を逃す手はない。

 開幕前には「チームを勢いづける投球をしたい」と語っていた32歳。序盤戦から波に乗り、夢に近づけるか。