ソフトバンク・柳田の右手一本ホームランに工藤監督「(投手は)ショックですね」

2020年06月12日 18時38分

大瀬良のカーブを右手一本で左中間テラス席に叩き込んだ柳田

 通算224勝を誇る鷹の指揮官も思わず「ショック」と漏らす驚愕の一発だった。ソフトバンク・柳田悠岐外野手(31)が12日の広島との練習試合(ペイペイドーム)で3試合連続弾を放った。

 3回先頭で迎えた第2打席、柳田がカープの開幕投手に決まっている大瀬良の外角低めのカーブを泳ぎながら右手一本ですくうと、滞空時間の長い打球は左中間テラス席に着弾した。打った瞬間、打ち損じを悔いるようなしぐさで全力で走り始めた柳田。最後は背走した広島外野陣が無情に見送る一打に「粘りながらうまく打てました。芯で打てたので、いいところまでいくと思いましたが、入るとは思いませんでした」と、本人も驚きを隠せなかった。

 鯉のエースを思いやったのは工藤公康監督(57)だった。「(投手は)ショックですね…。素直にショックです。ああいう打ち方をされてね、長打になるのは仕方なくても、なかなかホームランにするバッターっていうのはいないと思いますんでね」。自軍の大砲をたたえつつも、名サウスポーらしく投手目線でインパクトの大きさを表現した。

 これで柳田は練習試合10戦6発。5日の阪神戦では虎の開幕投手・西を打ち砕き、この日は大瀬良と球界を代表する投手を相手に貫録を見せている。「打ち方もいいし、体のキレもある」(柳田)。手応え、内容ともに申し分ない本塁打量産で、6・19開幕を前にライバル球団に恐怖を植え付けている。