コロナ禍の日本元気に ラミレス監督ゲッツ解禁!?

2020年06月12日 16時30分

現役時代は様々な場面で「ゲッツ」を披露したラミレス監督

【赤ペン!! 赤坂英一】無観客で開幕する今季は、テレビ中継を通してファンを喜ばせるパフォーマンスが重要になる。プレー以外の芸で注目を集めるのは邪道、という平時の保守的な考え方はもはや過去のものだ。

 ソフトバンク・松田宣は練習試合でも、ガラ~ンとしたスタンドやテレビカメラに「熱男~!」を連発している。他球団からももっとこんな選手に出てきてもらいたい。

 などと考えていたら、DeNA・ラミレス監督が突然得意の“一発芸”を復活させた。先週4日の楽天戦の試合後、オンライン囲み取材が終わる間際、不意に「ゲッツ」をやってみせたのだ。
「ゲッツ」はラミレス監督が選手時代、本塁打を打つたびにテレビ向けにやっていた持ちネタのひとつである。もともとはダンディ坂野の芸で、人気が落ちたころに自分からラミレス監督にDVDを送付。「ぜひこれをやってください」と懇願したら、ラミレス監督が「面白い」と気に入って採用したのだという。

 しかし、2016年にDeNAの監督に就任すると、ファンの好評を博したネタを一切封印。中畑清・前監督が「オレと一緒にパフォーマンスをやろう」と持ちかけてもラミレス監督は頑として首を縦に振らず。中畑氏をガッカリさせたこともある。

 ただ、ラミレス監督、パフォーマンス自体が嫌いになったわけではないらしい。就任3年目の一昨年、ダンディ坂野が始球式で本拠地・横浜にやってくるとふたり並んで仲良く「ゲッツ」。

 ラミレス監督は昨年10月、ドラフト1位指名した森敬斗へのあいさつのため、桐蔭学園を訪れた際にも森と「ゲッツ」。もうひとつの持ちネタ「アイ~ン」も披露してテレビや新聞のカメラに納まった。「そろそろ芸を解禁するつもりか」と、このときから少し噂にはなっていたのだ。

 東日本大震災が起こった11年には「ゲッツ」「アイ~ン」に加えて「ウィー・アー・ワン! ガンバレ! ニッポン!」と叫ぶパフォーマンスも考案。この力強い呼びかけはファンから絶大な支持を得た。

 日本がコロナ禍に覆われている今、再びラミレス監督やDeNAから元気を与えるメッセージを発信してくれないものか。もちろん、その前に肝心のシーズンで勝つことが大前提ではあるが。