西武・今井達也投手(22)が10日、楽天との練習試合(メットライフ)に先発。5回82球を投げ4安打1失点6奪三振の好投を見せた。

 最速155キロのストレートでグイグイ打者を押し込みカーブ、スライダー、チェンジアップで翻弄する本格派スタイル。2番・ブラッシュ、3番・茂木からそれぞれ2奪三振。4番・浅村、5番・島内からも1三振ずつを奪い、2回に甘く入ったストレートを本塁打された鈴木大以外は危なげなく予定の5回を投げ切った。

 今井は「真っすぐ中心の組み立てがいい方向に行っている。以前は浅いカウントからキャッチャーの構えたところに投げないと、と思っていたが今は細かいところを気にしなくなっている。(コースは)アバウトでもいいから強い真っすぐを大胆に投げて、いい意味で空振りを取れている。自粛期間が自分はどういうピッチャーを目指していくかを考えるいい時間になった」と、とつとつと今につながる時間の過ごし方を振り返った。