広島 万能ピレラ健脚にも注目

2020年06月10日 16時30分

足も注目されているピレラ

 広島のホセ・ピレラ外野手(30=前フィリーズ)が“健脚”を猛アピールしている。ここまでの練習試合ではシュアな打撃で安打を重ね守備位置も左翼、三塁、一塁と様々なポジションをこなして万能ぶりを披露。開幕スタメンはほぼ当確の状況だ。しかし、評価ポイントはバットと守備だけではない。打線のキーマンには間違いないが「自分の強みなんだ」と走塁へのこだわりも人一倍だというのだ。

 この練習試合期間中も足で内野安打を勝ち取るなど全力疾走を徹底。盗塁まで試みるなど「(ベンチから)指示が出るのであればしっかり走りたい」と足でも存在感を発揮している。そうした新助っ人の懸命な姿勢に「本人が言うだけあってスタメンのなかで足の速さは上位の部類。走塁への意識も高いので緊迫した試合終盤でも代走を出す必要がないのはありがたい」(球団関係者)とチーム内からも高評価の声が上がっている。

 機動力を生かす野球を目指す首脳陣は「打順もいろいろと試していきたい」(佐々岡監督)と超攻撃的オーダーとして足を生かせるピレラの1番や2番での起用もオプションとして検討中。助っ人本人は「打順が3番だと(鈴木)誠也の前を打つことになる。誠也が(打席で)集中したいときもあると思うので状況によって対応したい」と盗塁に関しては空気を読みつつ挑戦していく構えだが、果たして…。