西武・辻監督 先発陣が試合つくってくれれば「勝機あり」

2020年06月09日 21時00分

4回に5点を失った高橋光成(右)

 パ・リーグ2連覇中の王者・西武が今年も変わらぬ「打高投低スタイル」を貫いている。

 9日、楽天との練習試合(メットライフ)は7―5と打ち勝った。先発・高橋光は3回まで完全投球だったが、4回に突如崩れ、ロメロに2ランを浴びるなど4安打5失点と一時逆転を許す不安定な投球だった。

 辻監督は「3回まではまずまず。前回(2日の巨人戦=5回7失点)よりは良かった。ただ、あの5失点は光成の悪いところ。連打を浴びてしまう、大量失点になってしまう」と突然変調した4回の投球に言及した。

 さらに「やっぱりいつも言っているように、ウチの打線を考えた時に1点でも少なく(しのがないと)。ここは1点でもいいよというところで2点取られる。ここはホームランはダメというところでホームラン…。そういうところをもう少し考えてやらないと、守っている方もエーッ!となってしまう。そこを考えて、もっと楽に、全部が全部抑えようとするんではなく、投球の幅を使ってウチの戦い方をやらないといけない」と注文。昨年も繰り返し指摘した課題を指摘した。

 高橋光だけではない。練習試合5戦を消化し、4勝1敗ながら、5失点以上の試合が4試合あり、計25失点。うち先発陣が22失点を喫している。ブルペン陣は宮川、浜屋、ギャレットが加わって厚みを増したのだから、先発投手がいかにバテずに試合をつくっていけるかが3連覇へのポイントになる。

 計25失点を40得点の超強力打線がカバーする“西武スタイル”は今年も健在。辻監督は「やっぱり、まず試合をつくること。ガマンしてゲームにしてくれれば勝ち目は十分なんで。今日みたいに5失点しても、ウチの先発陣が全てゲームをつくってくれれば勝機ありと思っています」と、変わらぬ勝ちパターンの中で先発陣の小さくても確実な前進を切望した。