ソフトバンク・栗原「捕手から大成」路線も

2020年06月09日 16時30分

捕手練習をする栗原(右)と甲斐

 ソフトバンク期待の若手・栗原陵矢捕手(23)が自慢の打力で猛アピール中だ。紅白戦を含む直近の実戦10試合で打率4割(30打数12安打)、3本塁打、8打点。特に2日から始まった練習試合ではオリックス戦で特大弾を放つなど目立ちまくっており、チーム関係者も「実績のあるベテラン勢も、これはうかうかしていられないですよ」と言うほどだ。

 本職の捕手だけではなく一塁手、外野手として複数ポジションで出場している。扇の要には甲斐拓也捕手(27)がいて、守備力や経験値を考えると簡単には外せない。そんな中で魅力的な打力を生かすべく、首脳陣やフロントが思い描いてきたのが、ガッツこと日本ハムの小笠原道大(現ヘッドコーチ)や安打製造機・近藤健介外野手(26)のような捕手からのコンバート案だった。

 戦力のあるチームだけに複数ポジションを守れる強みを生かしつつの段階的な移行となりそうだったが、このまま打ちまくれば計画は一気に進展することになる。工藤監督も栗原に関して「打席での集中力もそうだし、練習の時も自分の課題や目的意識を持って取り組んでいる。選手には『結果で判断させてもらう』という話をしている。結果を出したことに関して応えないといけないと思っています」と言う。

 前出2選手のほか、古くは衣笠祥雄(広島)から山崎武司(中日)、江藤智(広島)、和田一浩(西武=所属はいずれも転向時)らがタイトルホルダーになるなど“元捕手”の成功例は多い。このまま栗原も大ブレークとなるか。