中日 豊富な投手陣で今年はイケる!

2020年06月09日 16時30分

先発の柱・大野雄

 今年も苦戦必至か…。7年連続Bクラスと長期低迷中の中日は2日から始まった練習試合でも苦戦している。ヤクルト、西武と3試合ずつ行って2勝3敗1分けながら、投手陣は6試合で計44失点。1試合平均7・33失点と心もとない。

 それでもチーム関係者の中からは「焦る必要は全然ない。開幕までにもう少し実戦を積めば結果も伴ってくるはず」との声が聞こえてくる。「本当はR・マルティネスはキューバ代表として五輪予選に参加するためシーズン中にチームから離脱するはずだったのに、ずっといられるようになった運もある。左肩を手術した昨季8勝のロメロも8月までには戦列に戻ってこられるのも大きい。開幕が新型コロナで遅れて6連戦続きになるけど、これだけ投手陣の層が厚いウチがシーズンに入れば有利になるはず」との算段からだ。

 確かに数はいる。先発は大野雄、柳、小笠原、山本、吉見、梅津、岡野といった布陣で、救援陣も又吉に橋本、祖父江、福、鈴木博、藤嶋、ゴンサレス、岡田、R・マルティネスと豊富だ。

 中日OBで、本紙評論家の宇野勝氏も「開幕投手の大野雄を柱に先発枠6人に誰を選ぶか難しいぐらい。二軍にも笠原、福谷、勝野、清水、ベテランの山井まで控えている。中継ぎ陣も充実しているし、抑えはR・マルティネスが適任だと思うけど、去年の経験がある岡田や藤嶋とか、誰がやっても大丈夫だろう。若くて脂の乗った投手が、こんなにもたくさん揃った年は過去にも記憶にない」と声を大にする。

 5位に沈んだ昨季はチーム打率2割6分3厘がリーグトップで、チーム防御率3・72もリーグ3位だった。やりくり次第では8年ぶりのAクラスも、2011年以来のリーグ制覇も夢ではない。