ソフトバンク・和田 引退まで満足なし

2020年06月08日 16時30分

試合後、工藤監督(右)から声をかけられる和田

 ベテラン左腕は健在だ。ソフトバンクの和田毅投手(39)が7日の阪神との練習試合で先発し、北條に失投を左翼席に運ばれて2点を失ったものの、4回を3安打に封じて5三振を奪った。甲子園で投げるのは2007年の交流戦以来で13年ぶり。高校時代に松坂世代として踏んだ懐かしいマウンドで開幕ローテ入りに弾みをつけた。工藤監督も「内容も良く、投げている姿も良かった」と絶賛だった。

 昨季は左肩痛に苦しんだ。今季は先発枠でのフル稼働に燃えている。その衰え知らずとも言える投球を支えているのが、若いころから一貫してきたブレない信念だろう。

「現状維持でいいと練習してないし、投げるごとに一つでも、ちょっとでも(上を)と思ってやっています。そこはもうずっと、年を取ろうが取るまいが、変わってないと思っています。満足は引退するまでないと思う。その日できることを一生懸命やって、次に投げる日にはさらにいいボールをと取り組んでいます」

 プロ入りした22歳の時に自らに課していた“ノルマ”が「最低でも40歳までは現役でやりたい」というものだった。今年は松坂世代が40歳を迎えるシーズン。それでも和田にとっては、これまでと同様にさらなる進化を模索していく一年となるのだろう。