ロッテ・佐々木朗希 方針急転は朗報か!?

2020年06月06日 16時30分

佐々木朗希

 一軍登板は先送りも、本人やファンには「朗報」か。ロッテの佐々木朗希投手(18)の「一軍デビュー」が大幅に遅れる可能性が浮上してきた。

 5月26日のシート打撃で160キロの剛球を披露した佐々木朗は当初、今月19日の公式戦開幕前の練習試合で実戦登板。その後、6月中にも一軍デビューの可能性が高まっていた。ところが、そんな状況が4日に急変。井口監督から「(シート打撃登板後から)疲労が抜けづらくなっている」と今後の練習試合での登板見送りが明かされた。

 今後はノースロー調整に加え、体力強化中心のメニューで体の様子を見ていくという。この状況では一軍デビューが7月どころか、8月にずれ込む恐れもある。なぜチームは方針を急転させたのか。

 吉井投手コーチによれば今回の判断はチームのメディカルスタッフの提言が大きかったという。

「まだ体が十分に成長しきっていない。それで強度を上げると大きな故障につながる可能性があるので。『そこは慎重にお願いします』と言われていた」

 いくら160キロ超の直球を連発できても体はまだ高卒レベル。無理をすればすぐに故障する可能性は否めない。今回の実戦回避は、くしくも本人の肉体の脆弱性をあらためて露呈してしまったことにもなるが、長い目で見れば今回の措置は本人にとって朗報だろう。

 佐々木朗はシート打撃とはいえ、現時点で160キロ超の直球が投げられることを証明した。体づくりは今回の登板見送りまでは当初のデビュー予定を前倒しできるほど順調にきており、このまま肉体を強化すれば、夢の「170キロ超直球」も現実味を帯びてくる。

 まさかの事態に見舞われた怪物だが今回の「小休止」は本人にとってさらなる飛躍の序章となりそうだ。