巨人122人PCR検査全員シロ!! 常に安心の中で戦い抜けるところが一番大事

2020年06月06日 16時30分

試合前には原監督(中)をはじめ、両軍の選手やスタッフらが医療従事者に感謝の拍手を送った(球団提供)

 新型コロナ感染騒動も一段落して、いざ“反撃”だ。巨人では坂本勇人内野手(31)と大城卓三捕手(27)の2選手がPCR検査で一時は「陽性」となったが、その後は2度連続で「陰性」。他の総勢122人も「陰性」となり、医学的に全員シロが実証された。一方で周囲は騒がしい。積極的に抗体検査やPCR検査を実施したことへの“やっかみ”も…。こうした状況に、球団内から漏れ出した「本音」は――。

 ようやく不安なく野球に取り組めそうだ。坂本、大城の両選手は4日に続いて5日のPCR検査でも「陰性」。濃厚接触を疑われた26人、それ以外の原辰徳監督(61)や一軍選手ら96人も5日までに全員が「陰性」と判明した。これにより、現段階では巨人のチーム内に新型コロナ感染が疑われる者はいないことが、医学的に証明された格好だ。

 ただ、球界内は巨人が球団独自に抗体検査を実施するなど率先した動きを見せたことに「無言のプレッシャーになる」などと快く思わない者も少なくない。これまでは巨人側が“震源地”だったこともあり正面切っての反論には慎重だったが、いよいよ黙ってはいられない。

 球団関係者の一人は「こちらとしては選手たちが安心してプレーをできるように、プロ野球が安全に開幕できるようにやっている。それをどうこう言われても…。まず自分たちもやってから言うのが筋じゃないの?」と、たまったウップンを吐き出した。
 原監督は5日のヤクルトとの練習試合(東京ドーム)後、検査の必要性と重要性を強調しつつ、他球団にもこう呼びかけた。

「状況の中ででき得ることを、正々堂々とジャイアンツはやるというところですね。安全な人が集まって力と力のプロの勝負を挑んでいく。でき得るならば、他の球団も全部そういう形でね。抗体検査、PCRも含め、常に安心の中で戦い抜けるというところが一番大事なことだと思います。どこかにジャイアンツも問題提起というものを出したんではないか。暗闇の状態で前に進むのか、あるいはキチッとした形で前に進むのか」

 現場の選手からは安堵感もにじみ出た。検査を受け、マルチ安打と活躍した増田大は「しっかり試合に打ち込める環境をつくっていただいて、野球に集中できている」とコメント。こうして巨人がリーダーシップを発揮するほど、再び過剰なアレルギー反応を示す者も出てきかねないのだが…。

 発熱の症状を訴え、4日にPCR検査を受けたヤクルトの村上宗隆内野手(20)は陰性で、慢性へんとう炎による発熱だったと診断された。ソフトバンクではすでに抗体検査を行い、広島ではPCR検査の導入を検討するなど球団独自に検査を行う動きも広まりつつある。6・19開幕へ、プロ野球は一枚岩になれるのか。